足に手が届かない
先日、訪問した80歳代女性のお客様
先天性の股関節の変形があり、歩行時のバランスが不安定の方でした。
数年前、右股関節の手術をされ、右の足の関節が硬い状態で生活されていたそうです。
そのお客さま(Aさん)は足の爪をきることが難しく、いつもご主人が足の爪を切ってくれていました。
昨年、突然ご主人が亡くなり、今まで二人で協力して生活していたことをすべて一人でやらなければならなくなりました。
家のことは自分で工夫しながら、生活をしていますが、足の爪が切れず、伸びた状態で過ごされていました。
包括支援センターに相談し、私を紹介されご連絡を頂きました
足の先に手が届かない
このお客様(Aさん)は、とても努力家
股関節が固く、足の先に手が届かないため、靴下が履けないことから、緩めの靴下を探し、針金ハンガーを自分で細工しのばして、フック部分を使って、靴下をフックにひっかけて足に履いていました
足は乾燥はしていましたが、全体には柔らかい皮膚でした
慢性腎臓病があるそうで、むくみ予防の靴下も履いているため足背のむくみもない状態、足の裏の角質も固くはなっていましたが、歩くことが減っているのか、それほど硬いタコではありませんでした
しかし、足裏の筋肉が少なく薄い状態で、ゆびの付け根の関節(MTP関節)部分の突出部に痛みがある状態でした
ケア内容
- 爪周囲の角質を削る
- 爪の表面のガタつきを削る
- 爪の長さを切る
- 足裏の角質を削る
- 皮膚の保湿ケア
爪は肥厚はなく、薄い爪が伸びている状態。筋力が少なくなっているためアーチが下がり、ゆびが浮くような状態。むくみはありませんでした。
足を動かしましょう
足の裏のウオノメが痛い、と話していましたが、芯のあるウオノメはありませんでした。
足の裏を触ってみると、骨があたっていました。足首も固く、足のゆび側(前足部)を上げることができませんでした。
足部の筋力低下予防の運動として、座ったまま、タオルを足にひっかけて、足首を動かす運動をおすすめしました
また 訪問に行きますね。
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