洗浄 消毒 環境整備に必要な薬剤について
私が使っている3つの必須アイテム
フットケア従事者として、毎日使う道具を清潔に保つために愛用しているアイテムを紹介します。道具にやさしく、効果的な消毒ができるものを厳選しました。
洗いさん
特長: 医療器具専用洗剤。医療器具の洗浄に適した成分が特徴で、特にフットケア器具、ニッパー、ゾンデ、ビットなどの洗浄に効果的です。
使い方: 道具を使用後、流水で軽く洗い流した後に「洗いさん」20倍希釈液を専用ブラシにつけて洗浄します。その後、再び流水でしっかりすすぎます。
その後、しっかり乾燥して、片付ける前にはアルコールで拭き取ってからしまいます。
メリット: 手軽で時間をかけずに道具の表面を清潔に保つことができます。頻繁に使用する場合でも、道具を傷つけることなく衛生状態を保てます。爪はタンパク質が成分なので、しっかりタンパク質除去ができる洗剤を使うことが大切です
ツールクリーン
特長: フットケアサロンでも使用されている消毒液。白癬菌に強い消毒力があり、ウイルスや菌の除去に非常に効果的です。エタノールベースなので、すばやく乾燥し、道具をすぐに次の使用に備えることができます。
使い方: スプレーでも浸水でも使えるという特徴があります。道具を流水で洗った後に乾燥し、10分浸水して自然乾燥させるだけで簡単に消毒が完了します。使い勝手が良く、作業効率を上げたいときに最適です。
メリット: 消毒時間を短縮しながらも、高い衛生基準を維持できるため、忙しい現場に最適です。
プロベスト
特長: 滅菌効果のある消毒剤で、洗えない道具の掃除や床や足台などにも消毒と清拭ができます。
- 使い方: プロベストを50倍濃度に希釈し、スプレー瓶などに作り、布やペーペーに噴霧してから道具や使用した場所の掃除の際に使います。
- メリット: フットケアの現場で道具を使用する場合に便利です。
出張先で道具をきれいに使用する方法
洗面所がない場合でも道具を清潔に保つ方法
洗面所がない場所での対応法
出張先や洗面所がない環境でフットケアを行うことはよくあります。そうした状況でも、道具の衛生を保つためには、適切な対策が必要です。私が実践している方法を紹介します。
① 洗いさんの希釈液で浸水
順 1:
「洗いさん」を100〜600倍に希釈し、浸水液を作ります。適切な容器にこの希釈液を準備し、使用後の道具を30分間浸水させます。これによって、道具に付着した蛋白質やその他の汚れを効果的に除去できます。
手順 2:
浸水が完了したら、可能な場合は流水で軽くすすぎます。もし流水がない場合は、洗浄後に清潔なクロスで拭き取ることも可能です。
手順 3:
最後に、道具をアルコールで拭き取ることで、追加の消毒を行い、細菌やウイルスのリスクを最小限に抑えます。
出張先でも安心して使用できる消毒法のポイント
この方法を取り入れることで、出張先でも道具を安全かつ効率的に清潔に保つことができます。フットケアの現場で感染症を防ぐためにも、適切な洗浄と消毒は欠かせません。
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