高齢の方の転倒の原因の一つ 足の爪切りができないこと
国民生活基礎調査によると、介護が必要となった主な原因として「骨折・転倒」が挙げられており、2001~2016年の間でその割合は9.3~12.1%となり、全体の第3~5位を占めています。
また、高齢者のフットケア(足の爪やタコのケア)を行うことで、転倒発生率が29%低下したという調査結果もあります。
足元の不安定さの原因の一つとして、爪が厚くなる、爪が伸びすぎている、足の変形、タコの痛み、巻き爪の痛みなどがあります。これらはすべて足に力が入らない原因となり、転倒のリスクを高めます。
自分では切れないときは、フットケア専門家にお願いすることが大切です
高齢になると、視力の低下や手の力が入らないこと、身体が伸びにくくなり、足に手が届かないことなどが原因で、足の爪がうまく切れなくなることがあります。
長期間爪を切らないことで、爪が厚くなり、さらに切りにくくなります。
その結果、爪が伸び続け、家族や訪問看護師、施設スタッフの方々が爪を切ろうとしても、うまく切れなくなってしまいます。
そのため、爪のケアが難しいと感じたときは、フットケアの専門家に相談することが大切です。専門家による適切なケアで、爪の健康を守り、転倒のリスクを減らすことができます。
フットケアで行うこと
私が行うフットケアは、足浴して爪を柔らかくしてから、爪の周りのお掃除をします。
厚くなった爪は専用の機械(グラインダー)で削ります。
削ったあと、爪を薄くしてから、長さをニッパーで切ります・
爪の乾燥のケア、足の裏の保湿ケアを行います。
お困りの方はご連絡ください
https://ashiyoshi-foot.com/contact/
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