80代の女性のお客様
「総合病院の形成外科の先生から名刺をもらいました。爪を切って欲しいんです」
と電話がかかってきました。
腰が痛くて、総合病院の整形外科に通院中、爪が気になり形成外科にも受診
ただ、総合病院の形成外科の先生は傷の処置をすることが多いので、爪の長さは切ることはできますが、薄く、きれいな状態、にすることはできません。
先生としても、やってあげたくても時間がない。
そんな時は、私の名刺を診察室で配ってくれます。
うれしいわ。やっと爪をきれいにしてもらえる人に出会えた
お客様から電話があり、訪問日を決めました。
以前は、整形外科クリニックの一角で行なっている、自費のフットケアの経験があり
フットケアでどんなことをするのか、をよく知っている方でした。
「腰が痛くなって。フットケアのできる整形外科が遠いから、通えなくなっていたの」
「整形外科に受診しないのに、爪だけやって欲しいなんて言えないし」
「でも、この爪がどんどん、分厚くなるし」
「爪の周りも茶色く、硬くなっているし」
「こんな爪じゃ恥ずかしくて」
人生経験を語る〜ずっと、母の介護をしてきたの〜
自宅に伺う時は、足台、足枕など大きな荷物で伺いますが
この方のご自宅のお部屋に入ると、
足台となる椅子や枕、ご自身が座る椅子、腰枕 すべて準備をしてくれていました
ケアを始めると、たくさんお話ししてくれました
「私は、ずっと九州の母の介護をしてきたの。」
「埼玉から毎週、通ったのよ」
「私しか、面倒をみる人がいなかったから」
「でもね、色々苦労したわよ・難しい母だったから」
「だからね。自宅に来てもらって、こんなに足を丁寧にきれいにしてもらえるなんて
贅沢かもしれないけど。いいわよね。ご褒美をもらっても」
こんな素敵なお話をしてくれました
また、来てください
爪の肥厚、角化のケアは1時間以上かかってしまったので、
次の予約のお話しをしたところ
「もちろん、次も来てくださいね。1ヶ月は空きすぎじゃないかしら」
と3週目にご予約をいれてくれました。
また 伺いますね
左のおやゆびの白くなって厚くなった爪の周囲に
茶色く角化した角質がありました。
茶色に変色して固着した爪下皮の角質は、ガチガチに硬くなっていました。
角質軟化剤(フローラプロ)をたっぷりつけた後、グラインダーのボールミル1.2mmで
少しずつ削りました。
ここで、かなり時間がかかってしまいました。
爪、全体のガタガタを削り、薄くしたかったのですが、今日はここまで。
他のゆびも爪の周りの硬くなったところを削り、保湿ケアをして終了。
次回は、もう少し 薄く、きれいに整えましょう
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