巻き爪でお悩みの高齢者女性のお客様
80歳代のお客様 車椅子になってしまった
毎月、訪問して足のケアをしているお客様。
サービス付き高齢者住宅のお部屋はキッチンやお風呂があり、シルバーカーで自由に過ごすことができる環境で過ごされていました。
ある日、お部屋で虫を見つけて、とっさに動いた時に転倒してしまいました。
最近は、足の運動のためにディケアも行き始めたばかりでした。
骨折はしないですみましたが、腰が痛く、車椅子で過ごす時間が長くなってしまいました。
「寝ていられないから、昼間は座っているわ」
はじめはトイレも行けず、介助の方におむつなどの手伝いをしてもらっていたそうです。
徐々に痛みが和らぎ、やっとトイレに行けるようになったと話してくれました。
昼間は「できるだけ起きているの」と自分から起きるようにしていました。
むくんだ足
足を見ると、両足がむくんでいました。
特に右足。
冷たさは感じませんでしたが、歩いていた方が、歩かずに座っているのは辛いこともあるのではないか・・・。
いつもやっている爪のケアに加えて、温タオルを足に巻き、足のマッサージを行いました。
本音のつぶやき
マッサージをしながら、色々おしゃべりをしました。
「ベッドに寝かしてもらってもね、もう少し、横に行きたいってお願いした時に、介助の人はね、
『自分でできるでしょ』って。手伝ってくれなくて。できないからお願いしたのにね」
寝たり、起きたりする時に人にお願いする辛さや、自分でできることをやるまでに時間をかけながら工夫していることなど、ケアをしながらお話しました。
「爪って何もしなくても、伸びるのね」「また、よろしくお願いします」と。
次回、来る時は足浴をおすすめしました。
ゆっくり温めて、またマッサージしますね。
ルクス円香さん
施術ポイント:
このタイプの爪きりは少々注意が必要です。
爪と皮膚がくっつきやすいタイプなので 注意して切らないと出血しやすい。
そのため、ニッパーを使うときには決して無理をせず、 爪と皮膚をしっかり離して
少しずつ少しずつ爪を切ることを意識しましょう。
無理に短く切らなくてOK!
その他のアドバイス:
足のケアは任せてください。を丁寧に親身にお伝えすると良いでしょう。
転倒されたことにはご本人もご家族も精神的・身体的ショックストレスを多く抱えます。
負担も一気に増えます。
生活の不自由さも一気に。。。 ただでさえ、生活も不自由になりもやもやしているのに、受診しなくてはいけない病院も 増えるし待ち時間も長いしお金もかかるしやることも増えるし色々気が滅入る。
気持ちのはけ口になって差し上げることだけでも役に立てる時があります。
色々お忙しいと思います。大変だと思います。足のことは私に任せてください!と いう一言だけでも「その言葉聞けただけでも安心したわ」と言っていただけることがあると思います。
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