今回は、巻き爪の痛みでお困りだった80代女性の訪問フットケア症例をご紹介します。
娘さんがインターネット検索で「あしよし」を見つけてくださり、エリア外からお問い合わせをいただきました。
病院や皮膚科に通院していたものの、テーピングのみで根本的な改善が得られず、
「手術以外の方法で、母の痛みをなんとかしたい」というご相談でした。
👤基本情報
対象者:80代女性
状況:ご主人 娘さん同席(認知症あり)
依頼背景:巻き爪の痛みで歩行が困難
これまでの対応:皮膚科通院(テーピング)、過去に手術経験あり
訪問日時:初回 → 約50分
🦶ケア前の状態
初回訪問時、巻爪というより陥入爪になりかけている状態でした。
爪の角が皮膚に当たり、触ると痛みがある様子で、歩行時の負担が出ている可能性がありました。
娘さんからは、
「手術はもうさせたくない。できるだけ負担の少ない方法で改善したい」
という気持ちをお聞きしました。
✨実施したケア内容
- 爪周囲の角質除去
- 食い込み部分の確認(痛みの位置評価)
- GF補強製法®︎による補正ケア
- 食い込んだ爪の端を安全にカット
- 仕上げに清潔保持・保湿ケア
施術中は、娘さんと一緒に声かけをしながら進め、
安心して時間を過ごしていただけました。


*GF補強正法®︎とは?
今回使用した**GF補強正法®︎**は、爪の形を無理に引っ張ったり切り込んだりせず、
本来の自然なカーブに近づけながら痛みを軽減する補正方法です。
爪に負担をかけず、
「手術やワイヤーほどの強い刺激が不安な方」
「痛みがありながら生活している高齢者の方」
にも適しています。
専用のグルー(接着剤)をつけて、グラスファーサを爪にのせて、固める(3〜5分)
痛みを生む原因となっていた、
皮膚に当たる爪の角をやさしく整え、歩行時の違和感が軽減できました。
GF補強正法®︎の開発者と特徴
施術にはGF補強正法®︎(グラスファーサ)を使用しました。
この技術は爪甲技師会・爪専門院ナーゲル代表 荒木先生が開発した巻き爪補正法で、
爪の成長方向を尊重しながら、
負荷・張力・厚み・角度を調整し補正する構造的手技です。
疼痛が強い症例や脆弱性のある高齢者の巻き爪にも適応しやすく、
侵襲性が少ないため、皮膚科治療と併用できる点も特徴です。
※痛みのある施術や強制的な引き上げは行いません。
爪と皮膚の状態を確認し、無理のない範囲で補正を進めます。
🌿ケア後の変化とご家族の声
施術後、歩行時の痛みが消失し、爪周囲の炎症感も落ち着いたご様子でした。
訪問後には、娘さんからありがたいメッセージをいただきました👇

痛くないわ。ありがとう

「母が痛みなく歩けているようで良かったです。
本当にありがとうございました。」
このメッセージは、フットケアの必要性と継続ケアの重要性を改めて感じる瞬間でした。
📆今後の予定
次回訪問日は 12月2日。
痛みの再発を防ぎながら、爪の形状改善と歩行維持に向けてサポートしていきます。
継続ケアにより、
- 爪の形が整う
- 再発リスクが減る
- 歩行がスムーズになる
こういった変化が期待できます。
📝まとめ
巻き爪・陥入爪は、
「我慢すれば治るもの」ではありません。
特に高齢の方は痛みを訴えられないまま進行するケースも多く、
早期対応が再発予防につながります。
同じようにお困りの方、ご家族の方は、
ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。



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