高齢者の方に多い足のお悩みのひとつが「巻き爪」です。
特に施設に入所されている方は、歩行や靴の影響で爪が食い込みやすく、痛みや炎症につながることもあります。
今回は、90代女性に「GF補強正法®︎」を行った事例をご紹介します。
GF補強正法®︎とは?
GF補強正法®︎は、グラスファーサ(ガラス100%のシート)を部分的に爪に装着し、専用のグルーとアクチベータで補正を行う方法です。
- 数秒で爪が形を変えるほど即効性がある
- 爪が伸びたらシートごと切れるので自然に処置できる
- 爪に密着する面が広く、感染リスクが低い
- 高齢者にも安心して施術できる
という特徴があります。

実際の症例:90代女性(高齢者施設入所中)
対象となったのは90代女性。
施設で生活されており、爪の巻き込みによる痛みと歩行の不安がありました。
GF補強正法®︎を実施したところ、施術中の痛みはほとんどなく、補正後には爪の形が整い、靴を履いたときの食い込みも軽減しました。

利用者
靴を履いても、前みたいに痛くないわ

あしよし
爪の形が整ったので、歩くときの負担も減ってきます。次回も経過を一緒に見ていきましょう」
感染リスクへの配慮
高齢者の巻き爪補正では「異物が付いたまま」という点を心配される方もいます。
しかしGF補強正法®︎は爪にしっかり密着するため、すき間が少なく感染リスクは低いと考えられます。

また、爪が伸びればシートごと切除できるため、自然で安全な管理が可能です。
技術者としての学び
私自身、この補正法を学び始めて約4ヶ月。
まだ10症例ほどの経験ですが、全ての症例で爪の食い込みが予防できているのが現状です。
資材コストが比較的安いため、技術料としても提供しやすく、利益率も高いのが特徴です。
今後も症例を積み重ねて、より安心して提供できる技術に育てていきたいと考えています。
まとめ
- GF補強正法®︎は高齢者にも安心して行える巻き爪補正法
- 感染リスクが少なく、自然に爪とともに処理できる
- 症例を重ねることで、さらに効果的なケアが期待できる
高齢者の巻き爪でお困りの方、ご家族、施設関係者の方は、ぜひ一度ご相談ください。
「歩ける足」を守るために、フットケアをさせていただきます。
ご紹介リンク:爪甲技師会 爪と足のプロ集団

一般社団法人爪甲技師会
爪と足のトラブルにお困りの方を救う医療資格保持者中心のプロフェッショナル技術者集団です。医療、福祉連携や技術者の派遣で1人でも多くの方のお悩みを改善していくことを目的としており、爪切り一つでお困りの方も大変多く、歩行困難を引き起こす誘引とも...
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