ご家族の愛情が織りなすフットケアの物語
認知症のある高齢男性の娘さんからご依頼
夫のための足の爪切りを依頼した奥様の素敵な想い
高齢者のフットケアは、ご家族の愛情が深く関わっています。今回は、入所中の旦那様のために足の爪切りを依頼された奥様の心温まるエピソードをご紹介します。
ある日、私が週1回勤務している形成外科の先生からの紹介で、メールがありました。お話の内容は、父が施設に入所中で、その足の爪切りをお願いしたいというものでした。娘さんのお父様への深い愛情と気遣いが伝わってくるご依頼でした。
「爪が厚くて自分では切れないため、娘さんと奥様が総合病院の形成外科に通っていました。しかし、病院では待ち時間が長く、認知症のある高齢の父親を連れて行くのは非常に大変でした。」と娘さんが話してくれました。
ロングステイを利用して入所している施設へ訪問
娘さんからの依頼は、ロングステイを利用している施設に入所しているお父さんの爪を切ってほしいというものでした。施設はご家族の要望に快く応じてくださり、私が訪問して爪を切ることができるよう手配してくれました。
受け入れ 拒否・・・そこに救世主 奥様登場
待ち合わせの時間になり、ご家族の了承を得てご本人にお会いしました。しかし、ご本人様は初めての訪問ということもあり、最初はケアを拒否されました。そこで救世主となったのが奥様です。
奥様は優しくご主人に話しかけ、その言葉によって無事にケアを行うことができました。奥様の深い愛情と優しさが、ご主人の心を解きほぐし、ケアを受け入れるきっかけとなったのです。
足の爪は困っていないんだ
痛いことはしないので・・・どうでしょう
いやだ
おとうさん、私のこと、好きでしょ。言うこと聞いて。爪、切ってもらって
おかあさん、そうか。わかった。言う事聞くよ
ありがとう。おとうさん
このように、フットケアの依頼にはご家族の深い愛情と絆が背景にあります。お客様一人ひとりのストーリーを大切にし、心を込めたケアを提供することが私たちの使命です。
訪問足ケアサービス「あしよし」は、これからも皆様の健康と快適な生活をサポートしてまいります。
高齢の方の爪切りができない・・転倒のリスクが高まります
高齢の方は「目が見えない」「切りにくい」という理由から、足の爪のケアができない場合が多いです。また、皮膚科に行っても切ってくれない、どこに頼んでいいか、わからないというお悩みもあります。この方のように、爪がじゃまをして靴が履けない状態では、転倒のリスクが高まります。
訪問足ケアサービス「あしよし」では、そんなお悩みを解消できるよう訪問し、足のケアをさせていただきます。
コメント