糖尿病があると、ちょっとした靴擦れが傷になりやすく、悪化すると足潰瘍や入院にまで至ることがあります。
今回は、そうしたリスクと向き合っている50代男性Aさんに初回の訪問フットケアを行った事例をご紹介します。
今後の継続的なケアにもつながる第一歩として、初回の経過を共有いたします。
お悩み内容
年齢・性別:50代男性
既往歴:40代で糖尿病発症
生活習慣:靴に対しての恐怖心と履きづらさからサンダルを愛用
足の状態
- 巻き爪+肥厚爪で靴が履きにくい
- サンダルの擦れから足潰瘍を発症し、過去に入院
- 爪切りは奥様が代行
初回訪問で行ったケア
伸びた巻き爪・肥厚爪を安全に切る
- 適切な長さと形に整え、トラブルの原因をまず除去
靴の着用を強くおすすめ
- かかとを固定できるウォーキングシューズを選定
- 自宅内でもサンダルを避けるよう説明
爪片をジップロックで保管し、かかりつけ医へ
- 爪白癬(爪の水虫)検査の依頼文を同封
- 医師と連携し感染症リスクを最小化
その後の変化
- 歩行量アップ
- 靴のおかげで「歩くのがラク」と感じ、散歩距離が自然に増加
- 一時的な足の痛み
- 長年動かなかったため筋肉痛が出現 → ストレッチと徐々に距離を伸ばすプランを指導
- 定期ケアの継続
- 2〜4週間ごとの訪問で爪を管理し、靴が無理なく履ける状態を維持
- 白癬検査の結果を踏まえ、必要なら外用薬を併用予定





あしよし
切れない足の爪はどうしたらいいのか、とよくお問い合わせがああります。
困った時は、ご連絡ください
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