神経障害のある高齢女性のケアの場面
はじめに
フットケアって、
「爪を切る」「角質をとる」
ただそれだけ、と思われがちですが。
現場では、
マニュアル通りにいかないことの方が、圧倒的に多いです。
今日は、
私が定期訪問している有料老人ホームでの
「この方にはこの方法」という出来事をお話しします。
月2回訪問している、有料老人ホームのお話
私が定期的に月2回訪問している、有料老人ホームがあります。
ここはなんと、5000円のフットケアのチラシを
全入所者の方に施設の方が郵送してくれたところ
そして・・申し込みの多さにびっくり!
申込書兼同意書を34名分いただきました。
- 毎月希望の方:2名
- 2ヶ月に1回:6名
- それ以外(必要時)の方も、3〜4ヶ月に1回は必ずケア
1件5,000円のメニュー 30分〜40分
フットの場所までの誘導は私がやります
- 足浴
- 保湿ケア
- マッサージ
- 必要があれば手の爪切りも追加料金なし
ケア後は、
全員分カラーで写真付きのフットケア報告書を作成し、
施設の方からご家族へ郵送していただいています。
「見えないところほど、ちゃんと残す」
それも大事な仕事のひとつです。
爪切りの「気になる度」は、人それぞれ
爪切りって、人によって優先順位が違います。
- 足や手の爪が気になって仕方がない人
- 見た目だけ気になる人
- 切りたくても切れず、我慢している人
- 靴下に引っかかっても気にならない人
- 感覚が鈍くて、自分で判断できない人
本当に、さまざまです。ご家族もそうです。
だから、チラシやポスターで宣伝しても、すぐには
お客様は来ないのが、普通・・・
知られていないフットケア・・それでも申し込み34名
フットケアリストが「この爪はケアが必要」と
思っても、お金を出すのはご自身(家族)
足の爪切り、の大切さ。足の不快を取り除くことの大切さ
たかが、爪切り・・ではない高度な技術と知識が必要なことが
知られていません。
そんな世界のフットケアで、34名は驚異的
施設の協力、ありがたい!
毎月利用される97歳・元看護師さん
その中の、
毎月必ず利用される97歳の女性のご利用者さまのお話を
します。
この方、実は
元・看護師さん。
しかも、県の看護協会で偉いポストにいらした方(ご本人談)。
- 認知症なし
- 耳が遠い
- 目が見えにくい
- 生涯独身
- 歩行器使用
「できることは、全部自分でやりたい」
そんな方です。

触ると痛い、掴むと大丈夫?
この方はコロナ罹患後から、
手足に神経障害(常にしびれ)が残っている方なんです。
そっと触ることが苦痛で、足に何かがふれるだけで
「いた〜い!!」と叫びます。
足浴のバケツのふちに
ちょっと当たるだけで
「なにかさわった!いた〜い!」と叫びます。
普段は、人に気を使い、穏やかで
品のある方。
いつも、こちらに気を使い、
「ごめんなさいね。ダメなのよ。
触られると痛いの。蹴っちゃったらごめんなさいね」
……なのに。
「爪が気になって仕方がないの」
「見えないから、自分できると、肉まで切っちゃう」
そういう状況で、毎月、フットケアはご希望あり
足に触れられないフットケアはとても難しい。
でも、コツがあるんです。
強く掴むんです。
不思議なことにぎゅっと掴むと、痛くない。

今日、私が伝えたかったこと。
- マニュアルは大事
- でも、それ以上に
「その人に合った方法とゴール」を考えること - 触らず、掴む
- 必要以上に触れない
- 「これで大丈夫?」と聞きながら進める
ちなみにこの方、
「これで、爪のことを心配しなくて済んだわ」と
話してくれて、毎回
「ほんとうにありがとう」と言ってくれます。
それを聞いて、
👩⚕️「じゃあ、手の爪も切りましょうか?」と提案すると、
👵「それは助かるわ〜!」
……といつも手の爪切りもやります
伝えたいこと
フットケア技術は基本をスクールで学びました。
そこからは症例から学んだ自己流も必要。
月60人以上のフットケアをやっている
私が伝えたい足に触れる技術の基本があります。

だけど、その人に合わせたケアの方法、ケアのゴールは
現場で判断して、自分なりに相手を思いやりながら、考えること
基本は大事、だけど、それが苦痛につながってはいけないと
私は思っています

人に寄り添ったケアを続けています
私が3年間、訪問フットケアを行いながら学んだこと、フットケアを始めて10年の感じてきた
フットケア技術については、noteで発信しております。
ご案内|訪問フットケア・フットケア技術について
訪問フットケアを受けてみたい方、
また、フットケアを学びたいと考えている方は、
どうぞお気軽にご連絡ください。
訪問フットケアについて
2026年1月より、
エリア内外を問わず、初回 10,000円/60分 といたしました。
この料金には、
- 足のフットケア
- 手の爪切り
- 巻き爪の補正
を含みます。
時間が延長した場合でも、追加料金はいただきません。
※訪問は、車で1時間以内の地域に限らせていただきます。
10,000円という金額は、
決して安いものではないと思います。
それでも、
- 今、爪を切ってくれる人がいない
- どうしていいかわからず、長年悩んでいる
- 痛みや不安があって、爪切りが怖い
そんな方には、
一度、専門のフットケアに相談してほしいと思っています。
「もっと早く頼めばよかった」
そう言っていただくことも少なくありません。
施設さまからのご依頼について
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特別養護老人ホームさま
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定期訪問・個別対応など、施設の状況に合わせてご相談可能です。
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