高齢になり、病院へ行くのが難しい。
耳が聞こえず、話が通じるか不安…。
そんな方でも、ご自宅で安心して受けられるフットケアがあります。
今回は、90代女性のご自宅で行ったフットケアの実際をご紹介します
ご予約のきっかけ
今回のお客さまは、90代の女性。
腰の病気があり、長い距離を歩くのが難しく、ディサービスなどにも通っていないとのことでした。
ホームページから娘さんがご連絡をくださり、
「母の足の爪が分厚くなって、自分では切れず困っている」とご相談いただきました。
コミュニケーションは筆談と文字変換アプリで
お母さまは、数年前に体調を崩されたことをきっかけに、突然、両耳の聴力を失われました。
そのため、会話はすべて筆談やスマートフォンの文字変換を使って行っています。
訪問時は、いつもそばにいらっしゃる娘さんが、私の声かけをスマホで文字変換してお母さまに伝えてくださいます。
やり取りはスムーズで、お母さまも安心した様子でケアを受けてくださいました。
肥厚した爪を丁寧にケア
初回訪問時は、足の爪が分厚く、変形しており、ご自身では切れない状態でした。
専用のニッパーとグラインダーを使用し、痛みのないよう注意しながら丁寧にケアを実施。
ケア後は、足元がすっきりし、靴下を履くのも楽になったご様子でした。
ご家族の安心にもつながる訪問ケア
ご本人は言葉を発せられませんが、
施術後、優しい笑顔で何度も頷いてくださり、
娘さんも「母がこんなにすっきりした顔をするのは久しぶり」と喜んでくださいました。



90歳代のお客様は、耳は聞こえませんが、本を読んだりクロスワードクイズの本を解いていたり、認知機能はしっかりされています。
その分、痛みの確認や、お疲れではないか、など表情を見るようにケアをいたしました。陥入爪(爪の角が皮膚に食い込んで、化膿してしまう病気)の治療経験があるので、爪の角は丁寧なケアが必要です。
グラインダーで薄くして、ゾンデで爪溝、爪甲下をきれいに角質を取り除いた後、コーナーニッパーで切りました。角質除去は痛みもありましたので、角質軟化剤(スキンフローラプロ)で柔らかくしてから、ケアしています。
今回は2回目、徐々にきれいになってきました

足腰が悪く、皮膚科受診にはいけないのですが、爪の状況から爪白癬が疑われます。
免疫機能もさがっているため、感染予防のためには治療が必要
でも、受診できない
その場合は、市販の爪白癬の水液をつけるだけでも悪化予防ができます
保湿ケアや白癬予防、それが蜂窩織炎などの炎症を伴う病気も予防できます
日頃のスキンケアの大切さを伝えていけるといいですね
まとめ
言葉の壁や移動の困難さがあっても、
ご自宅で安心して受けられるフットケアがあります。
訪問足ケアサービス「あしよし」では、
ご本人だけでなく、ご家族にも安心いただけるような丁寧な対応を心がけています。
対応エリア:富士見市・ふじみ野市・三芳町を中心に、川口市・与野方面への訪問も可能です。
📞 ご予約・お問い合わせ:(担当:さぎ)
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